こんにちは
ピラティスインストラクターの延村 八重です
ホームページ・ブログをご覧くださり、ありがとうございます
私たちは幼少の頃から親や学校の教師から『姿勢を良くしなさい』と言われて育ちます
学校の授業の前、行事、『気をつけ』と号令を聞かなかった日はないくらい姿勢を正す機会があった筈です
大人になると会社のマナー研修でも姿勢について触れることはあります
けれど誰も『正しい姿勢がどんな姿勢か』教えてくれないんですよね
『良い姿勢』とはどんな姿勢をいいますか?
『え〜・・・良い姿勢は・・・良い姿勢でしょ!?』クライアント様に質問すると言葉に詰まってしまいます
これは姿勢タイプのイラストです
前述の『気をつけ』はクセ者。
ずっと聞かされてきた言葉であるため、背筋をピンと伸ばした姿勢が『良い姿勢』と誤解している方が多いのも事実です
では姿勢を決める要素とはなんでしょうか?
下の骨格模型と上の姿勢タイプのイラストと模型を見比べてみて何か気づくことはありませんか?
姿勢を決めているものは『背骨』と『骨盤』です
背骨は椎骨(椎体)と呼ばれる小さな骨が連結され、脊髄の保護とともに下記の機能をもちます
①体幹を支持する機能
②体幹に可動性をもたせる機能
引用:https://kansetsu-life.com/spine/5_01.html
背骨はS字カーブを描き、これを生理的弯曲といいます
●頸椎(首の骨)7本→前弯
●胸椎(胸の骨)12本→後弯
●腰椎(腰の骨)5本→前弯
●仙椎・尾椎→後弯
私たちの身体は常に重力の影響を受け、動き続け、重たい頭を支え、足裏からの衝撃を受け、横からの外力がかかるとき、背骨はクッションの役割をして力を分散してくれます
正しい弯曲があって初めてひとつひとつの椎骨はスムーズに動いてくれるようになります
しかし、不良姿勢の場合には大切なS字カーブが失われ、背骨の本来の機能が果たされず、痛みや疲労感、ケガ、不快感といった全身のダメージとなり、長い時間をかけて蓄積されていきます
子どもの時からの歩き方や日常のクセ、部活内容によりついてしまったクセ、カバンのかけ方や座り方、長い時間かけ身についてしまった、自分にとって楽な姿勢は、けっして正しい姿勢ではないのです
この写真は2018年ピラティスWSに参加したときのものです
(※目隠しをして目からの情報を絶ち姿勢を客観視するワークで写真を撮りました)
姿勢評価の基本は解剖学的指標(骨のランドマークのこと。正しい姿勢を見つけるための目印)が一直線であること
(※この場合は前後方向のバランスのみ。更に身体の後方から見た側方バランスの指標点を見るとより正しい姿勢評価に繋がる)
完全ではありませんが、ピラティスを続けたおかげで、ご覧の通りだいぶ真っ直ぐに近づきました
引用:http://mayflower-hp.jp/blog/
骨格を正しい位置へ道導くことは、姿勢を保つために働く筋肉、『抗重力筋』を正しく使うことでもあり、身体の前面・後面の筋肉がバランス良く保たれることに繋がります
私たちは常に重力の影響を受けた自分の体重に押しつぶされないように、常に筋肉を緊張させて生活をしているのです
正しい姿勢とは省エネができる身体
骨格が整うと、身体の前面と後面の筋肉をバランス良く鍛えることができ、スタイルアップはもちろん、関節や骨にも負担をかけにくくなることで怪我を防止することができます。
(※お身体を見させて頂いているクライアント様の姿勢の変化)
数年かけて変化した姿勢は、同じかそれ以上の時間をかけて戻していく必要がありますが、トレーニングを続けることで、姿勢悪化からくる身体の不調を防ぎ、本来の背骨の機能を取り戻しながら、パフォーマンスを上げ快適な毎日を過ごすことができるでしょう
こんにちは
顔ヨガ講師の延村 八重です。
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歯列矯正中の方、また検討中、矯正後の全ての方へ
美しい歯並びを目指して歯列矯正をする方は年々増える傾向にあります
欧米では歯を美しく保つことはビジネスにおいて重要なことであり、印象を大きく作用してしまうため、子どもの頃から矯正をするのが当たり前となっています
目的も様々で、健康といった観点から始める方もいれば、就職・結婚など人生の大きな節目に始める方もいて、方法も多種多様です
矯正の目的・元々の骨格や歯列の状態・方法・期間など、個人差が非常に大きいのはもちろんですが、異物を口腔内に長い年月入れるとなるとそのストレスも非常に大きいものとなります
これは実際矯正をした方にしか分からないことだと思います
私もその体験者としてシェアをさせていただきます
(私の場合:一般的なワイヤー矯正。上顎は舌側、下顎は頬側)
〜矯正中に起こりやすいこと〜
●矯正初期は歯とワイヤーの間に食べ物が挟まりやすく、ワイヤーが外れると頬壁に刺さったり、ワイヤーが曲がって強烈に痛むことがある
●食事制限がある
●会話や笑顔を作る際にワイヤーやブランケットが舌や頬壁に擦れたり、引っかかり出血、口内炎ができやすくなる
●丁寧な歯ブラシが必要となる
●発音しにくくなる
●矯正の段階によって歯と歯の間にものが挟まりやすくなる
●痛いと歯を食い縛りやすくなるor口が開きやすくなる
など、四六時中不快なストレスと戦わなければなりません
●表情筋が動かしにくい
→無表情になり、笑わなくなる
●ものを噛みにくい
→噛む回数が減り、食欲が落ち、飲み込むことが多くなる
●喋りにくい
→言葉数も減る
私もほったらかした結果、表情筋が衰えて一気に地滑りを起こし始めました
頬がぺターン!!ほうれい線が縦にドン!!と入ってしまい驚愕
この時、矯正を始めて間もなくで、前述に書いたことに一番悩まされていた時期
顔ヨガを行った結果、顔全体の左右バランスも整い、発音障害も少しずつ改善
表情筋を使わなくなると、こんなに顔は変わってしまうものなのだと、今ではその学びに感謝しています
現代人は顎が小さい方が多く、抜歯をした場合には骨格バランスが変わって頬がこけてしまう方や、噛むことや表情を作ることで起こる痛みや不快感のせいで、一時的に噛む力も表情筋も衰えてしまうんです
せっかく綺麗になるために始めた矯正なのに、元々あった『美』が損なわれるのは残念なことですよね
そこで必ず実践して欲しいこと
それが『表情筋トレーニング』である『顔ヨガ』です
『顔ヨガ』とは顔の表情筋を鍛えて、ストレッチをする表情筋トレーニングのこと
前述のように『食事』『笑顔』『会話』は、普通に生活していたら、健康面・仕事・プライベートにおいて影響が大きいことは想像できますね
1〜2週間であればなんとかなっても、数ヶ月〜数年となれば、その間に使わなくなった表情筋は加齢や重力の影響によって更に衰えます
また、日本語というのは表情筋を使わなくても話せてしまう言語で、ドイツ語や英語が表情筋使用率70〜80%に対し、日本語はたった20〜30%
事務職で普段人と接しない、あまり話さない、仕事中マスクを着用する
そんな方は要注意です!!
表情筋を鍛えていくと、筋肉の質も弾力・柔軟性を取り戻し、食事も快適になって、会話も増え笑顔が増えます
矯正が終わってから始めればいいと思っていると、歯は動き続けるため顔はどんどん変化していき、矯正をする以前の表情筋の使い方では違和感を感じたり、顔を動かしにくくなります
なので矯正と表情筋トレーニングは同時進行で続けることが大切です
顔ヨガは、口元はもちろん顔全体を満遍なく動かしながらバランス良く表情筋を鍛えることができます
辛い一時期を過ぎれば、あとは器具が外れるのを楽しみに待つだけ!!
歯を出して思いきり笑えることは、とても幸せなことです
理想の歯並びとともに、『美しい笑顔』も一緒に手に入れられるように『顔ヨガ』を皆様の毎日習慣に加えていただけたらと思います
こんにちは
顔ヨガ講師の延村 八重です
blogをご覧下さり
ありがとうございます
透き通るような白い肌、憧れますよね
今の女性の美容の重要事項として『色白』『美白』
というキーワードは特に聞かれるようになった言葉です
肌に白い白粉をのせた化粧法は古代ローマで生まれました
中世ヨーロッパでは特に美肌にこだわり
病的に白く見せたり、素顔が分からないくらいの
厚化粧を施したのだそうです
色白な女性を好む男性も多く
『七難を隠す』と言われるくらいです
けっして褒め言葉ではないですが
得をする方が多いのも事実かもしれません
ある化粧品会社のデータからは
日本人女性は10年前に比べ
色白の方が増えたことが分かっています
多くは化粧品の進化によってもたらされたものです
ヨガやピラティス
顔ヨガではどうアプローチできるでしょうか
一番に『呼吸』です
特に『鼻呼吸』を意識することで
血行が促進され細胞の隅々まで酸素が供給されます
血行が悪くなり酸素が欠乏した血液は
鮮やかな赤色から赤紫色に変色し
肌を通して見た時には黒くくすんだ色になります
また、血管と同様身体中に張り巡らされた
リンパの流れが良くなることで老廃物が排出され
肌がワントーンUPし透明感が出てきます
肌色だけでなく、肌の感触含め内側から変化するのを
感じることができると思います
この写真は以前も使用したものですが
左の写真では太陽の下日焼け止めも一切使用せず
テニスをしていて真っ黒な時です
ファンデーションも一番濃い色を使っていました
テニスをやめてからも数年の間はなかなか
元の肌色に戻らなかったのですが
この後ヨガや顔ヨガを始め身体の色が変わって
いったのは、意識的な呼吸によって
酸素が身体中に取り込まれた為だと思います
また、激しく動きの多いスポーツを行う際は
より酸素が必要になりどうしても口が開いてしまいます
そういう環境下にある方は
意識的に『鼻呼吸』に戻す習慣をつけて
ただ『色白』なだけではなく
本来の肌色を取り戻していきましょう