延村八重オフィシャルブログ
2020年6月
2020.06.24 | 顔ヨガ

母の変化は私の誇り~脳腫瘍手術の後遺症が残る母の変化~

 

こんにちは

顔ヨガ講師・ピラティスインストラクターの延村 八重です

 

写真は私の母の変化です

母は今から35年前、合計28時間に及ぶ2回の脳腫瘍手術によって

後遺症が残り左顔面全体が今も麻痺しています

当時担当してくれた先生のおかげで幸運なことに著しい顔の変化も無く

普通にしていれば何も分からないまでに回復しました

しかし、脳を切るということは神経や皮膚も切断されるということ

母は様々な後遺症と向き合ってきました

 

そろそろ顔ヨガも受け入れてくれるだろうか?

私が初めて母を顔ヨガに誘ったのは昨年の夏

コロナで会えなくなってからはオンラインレッスンを続けてきました

 

10万人に1人という珍しい脳腫瘍(三半規管にピンポン玉大の良性腫瘍)

当時5歳の私が見た光景はあまりにも壮絶で

自分より2倍の背丈がある母が立っていられず斜めに傾いていく様は恐怖で

親戚の家に預けられ長い時間母と離れて過ごした時間は大変寂しいものでした

 

顔ヨガ講師となった今、そんな幼い時の思い出と

自らは多くを語らない母と向き合ってみようかと思ったのです

~母の後遺症~

①左目の複視→数か月で回復

②バランス感覚の欠如→片足立ちが苦手

③顔面左半分の痛覚無し

④左目の半開→目が開きにくく、疲れに弱い

⑤唇の左麻痺→食べたものが唇外に出てしまう

⑥左麻痺に伴う噛み合わせ不具合→痛みが無く頬を噛んでしまうため、数十年右側だけで噛んできた

 

後遺症が外からは分からなくなった現在も、母はずっと向き合い続けていた・・・

初めて知った母の中の葛藤や現在の後遺症の状況

 

左顔面真ん中は針を刺されても分からない

けれども不思議と筋肉を使う感覚は残っていて、

食事の際、左側で噛むことを一切おこなわなかったことで顔の左右差が次第に大きくなり

顎のズレや身体のバランス感覚の欠如や癖など様々な要因が重なり

顔に歪みが生じていることが分かりました

顔ヨガは医療ではないので『治る』ということは言えません

けれども実際顔ヨガで様々な症状が改善された、解消されたという報告はたくさんあります

 

私が今、顔ヨガでできるのは

『動かしてこなかった部分を動かし、筋肉の使い方を変える』ということ

 

何十年と使ってこなかった左顔面は大きな地滑りを起こした崖のようにえぐれ

その分は右側顔面に流れ、補おうとする筋肉によって引き上げられ

顎や鼻も右側に引っ張られた状態でスタート

 

触ったり、刺激してみたり、様々な方向に筋肉を動かすと素直です

最初は大変でしたが反応が早く、開かなかった左目が大きくなって

母自身がそれに気づき、顔が明るくなったと喜んでくれました

 

また、左頬が機能するようになったことで面長が強調された顔から

頬がトップが高くなり顔が立体的に

更にほうれい線の入り方(ピンクの線)をご覧頂くとだいぶ左右均等になり

ズレた顎も真っ直ぐに、口や上下の唇の形が整ってきていることが分かります

『笑うとこんなに可愛い人なんだ』

回を重ねるごとに変わっていく母を見ながら、母の生きてきた時間に寄り添い

人の顔や表情は昨日今日で作られたものではなく

長い時間をかけて少しずつ作られるものなのだと改めて母から学びました

 

母からメッセージが届きました

 

『時代の変化とともに、目や声から伝わる温もりや表情が失われた今

『顔ヨガ』が外見の自己矯正にとどまらず

相手に与える印象や心の変化に大きく寄与すると実感しました

 

自分の顔の変化とともに、癒えぬままでいた傷が癒され

女性としての優しい気持ちを取り戻すことができ、

自分を愛することの大切さに気づかされました』

 

自粛期間中、オンラインで母と繋がれたことは大きな財産となりました

母の変化は私の誇り

 

母が『顔ヨガ』を通して、消せなかった感情から解放され、

女性としての喜びを70年という長い人生の中で再び手にしてくれたのなら幸せです

 

また、顔ヨガを通してできることが

病気の後遺症に苦しんでいる方の勇気になりますように

 

顔ヨガが誰かに寄り添う『優しさ』になれば良いなと思っています