今泉八重オフィシャルブログ
ピラティス
2021.01.19 | ピラティス

ピラティスモニター様の変化

 

こんにちは。

顔ヨガ講師・ピラティスインストラクターの今泉 八重です。

 

このホームページをご覧の方は顔ヨガを目的にいらっしゃる方が多いと思いますが、

姿勢も気になっている!という方にはピラティスがおすすめです。

 

今回は昨年からピラティスモニターをしてくださっている20代女性A様の

レポートをご紹介したいと思います。

~ピラティスレポート~

20代前半女性A様

■ヨガ・ピラティス・運動歴

学生時代は全く運動を行っていません。

ヨガ歴3年(自宅で毎日30分)

ピラティス6ヶ月(週2回マンツーマンレッスン+自宅で毎日40分)

■身体の悩み

X脚・下半身太り・お尻の形・前太腿のハリ

■日常生活での工夫・練習の仕方

毎日必ず1ポーズはおこなう。

一週間を通して全身バランスよくトレーニングすることを心がけ、

下腹を意識して過ごしています。

■身体の変化

X脚とがに股が改善されてきています。

ピラティスを始める前に比べ内太腿に筋肉がつきました。

悩みだった前太腿の張りも少しずつ解消。脚のだるさや重さを感じることが少なくなりました。

ピラティス開始時からマイナス5㎏、体脂肪はマイナス7%に。

 

→下の写真は後ろから写した脚のBefore After写真です。

A様の場合はX脚とO脚が一緒になったタイプで現在は膝上を先に矯正中ですが、

股関節からストンと膝に向かって真っすぐになりました。

身体をバランス良く支えてくれるお尻横・内太腿の筋肉も少しずつついてきています。

また、ヒップラインの変化・親指側で地面を踏めている様子も写真から分かりますね。

■人から気づいてもらえたこと

『お尻が小さくなった』と言われました。

■心の変化

日々のピラティス練習を通してモチベーションの維持・継続も可能となりました。

■顔ヨガとの相乗効果

ピラティスを通して顔ヨガにも必要な正しい姿勢と呼吸法が身につきました

■今後の目標

体幹を鍛えポーズを安定させ深め、引き続き元々の悩みを中心に改善したいです。

■レッスンを始めてみての感想

2020年のコロナ禍で予定していた多くのことが中止・延期となってしまいましたが、

時間ができたからこそチャレンジしたピラティス・顔ヨガを通して、

自分と向き合い苦手を克服することができました。

ピラティスはリハビリに近い運動をおこないながら、

体幹を中心とした骨格や筋肉に意識を向けて身体を整え、

ケガを防止したり、パフォーマンス向上をはかります。

 

大きな動きよりも小さな動きを丁寧に細かくみながら修正するイメージです。

 

身体の歪みはお顔の歪み。

 

お顔を修正する過程で一緒にご自身の姿勢を見直してみましょう。

同時に改善していくと驚くほどその効果もアップしますよ。

2020.12.21 | ピラティス

膝関節過伸展の修正~ピラティスでできること~

 

こんにちは。

ピラティスインストラクター・顔ヨガ講師の今泉 八重です。

 

通常を超えて、膝が更に伸びてしまった状態。それが過伸展(かしんてん)・反張膝(はんちょうしつ)です。

伸展とは膝を伸ばすことで『伸び過ぎている』という意味です。

下の写真をご覧ください。

突っ張り棒のように骨や関節に寄り掛かったような悪姿勢で膝を『ロック』することが続けば、

今は良くても、関節にダイレクトに衝撃や体重による負荷を受けるようになり、

将来的には痛みやケガの原因となってしまう可能性があります。

私は関係ないと思ったあなた!!

意外とこの過伸展、日常的に行っていたりするんです。

たとえば、届いた荷物を床から持ち上げるとき。膝を突っ張って『よいしょ!』と持ち上げていませんか?

洗面台で歯を磨きながら鏡に顔を近づけていませんか?

電車でつり革に捕まっているときも。

 

膝を伸ばすという筋肉は太腿の前側にある『大腿四頭筋』です。

大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋の4つを『大腿四頭筋』と呼びます。

 

大腿四頭筋は身体の筋肉のなかで一番大きい筋肉で、前述のように膝を伸ばす、

股関節を曲げる、骨盤の傾きを保持する等の働きがあります。

収縮すると膝蓋骨(膝のお皿)を引き上げることで膝が伸びます。

そのため、大腿四頭筋がやせ衰えて弱ってくると、膝蓋骨が持ち上がらず、

膝を伸ばすということが困難になります。

これが変形性膝関節症へと繋がっていきます。

 

年齢に関係なく膝を伸ばしきることができないという方も多くなってきていますね。

下の写真は通ってくださっているクライアント様の経過写真です。

リフォーマーというピラティスマシンに仰向けで横になっていただいて、

太腿からふくらはぎまでを横から撮った写真です。

2017年から、本格的にピラティスによるレッスンを開始。

痛みはないものの、膝関節が完全に埋もれてしまい逆くの字になってしまっています。

足首が固まり細かい重心移動が難しく立位のバランスポーズが苦手。

お尻や腿裏のハムストリングが使えない状態で前腿が張り、

地面を踏みしめて立つことで足指が折れ曲がってしまっていました。

 

そこから、月2回のペースで通っていただき、弱化したお尻の筋力アップ。

気持ちが悪くても膝を曲げた状態でなるべく過ごしていただきながら、

ストレッチ・リラックス法なども取り入れ1年9か月。

2019年9月には膝が姿を現しました。

そこから更に、(途中コロナによってレッスンが2か月以上中断されましたが)1年3か月。

体幹部・ふくらはぎの強化に努め、力んで曲がってしまう足指へのストレスを減らしながら、

2020年12月には同一人物の脚とは思えないほどに本来の状態に戻りました。

 

確かに『膝を伸ばす』筋肉は大腿四頭筋なのですが、

身体後面にある筋肉もバランス良く一緒に使いながら膝を伸ばすことがベスト。

 

膝を伸ばした状態で膝のお皿を触ったときに埋もれた感じがあったり、

既に痛みが出ていたり、歩く・立つ・座るなどの日常的な動作が以前より減っている方は要注意。

姿勢やライフスタイルを見直しましょう。