今泉八重オフィシャルブログ
2021.09.05

『目がたるむ!小さくなった!』~これって眼瞼下垂?~

こんにちは。顔ヨガ・ピラティスインストラクターの今泉 八重です。

 

8月&9月の日本橋三越カルチャーサロン顔ヨガ講座のテーマは『目のお悩み』

※2021年9月12日(日)14:00~のお申込みはこちらから↓↓↓

https://mitsukoshi.mistore.jp/bunka/culturesalon/list?searchAttribute=%E9%A1%94%E3%83%A8%E3%82%AC

 

『目を開けづらい』『目が小さくなった』というお悩み。

『眼瞼下垂は治りますか?』『目の筋肉って鍛えられるんですか?』という質問をよくいただきます。

 

今回はまぶたの構造や眼瞼下垂についてみていきましょう。

 

※顔ヨガは医療ではありません。効果・実感にも個人差があります。あくまでも『運動』『トレーニング』という観点から主に『予防』を目的としています。また整形・手術を促す目的ではありません。

 

下の図はまぶたの構造を表したものです。

■目の構造と起こる問題

 

『まばたき』は、なんと1日約2万回!!1年で約720万回もおこなわれているそうですが、

レッスンではまばたきを回数こなすわけではなく、目の開閉に使われる筋肉を意識的に使いながら鍛えるんです。

 

顔ヨガでは目周辺の筋肉を総称して『眼輪筋』と呼んでいますが、

正確には目を細める筋肉が眼輪筋、目を見開く筋肉が眼瞼挙筋といい、目の開閉のために働く2大主役です。

 

眼瞼挙筋が脳からの信号を受け取り、図にある挙筋腱膜が働いて瞼板が上に引っ張られ、まぶたが引き上がり目が開くという仕組み。

 

(ちなみにミュラー筋は目を見開く際の補助筋。怒る・驚く等して交感神経が緊張すると使われますが、自らの意思で動かすことはできない不随意筋)

 

しかし、まぶたの構造・動き・働きに問題が起こると以下のような現象が起きるようになります。

 

■まぶたがたるむ

■目が開けにくい

■以前に比べて目が小さくなった

 

これらの現象は眼瞼下垂の症状かもしれません。

■眼瞼下垂を運動の観点から早めに予防

【最初に】

顔ヨガは医療ではありません。

効果・実感にも個人差があります。あくまでも『運動』『トレーニング』という観点から主に『予防』を助けることを目的としています。また整形・手術を促す目的ではありません。異常があれば医師の診断に従いましょう。

 

『眼瞼下垂』とは眼瞼挙筋の筋力が衰え、まぶたが上がらなくなった状態のことを指し、れっきとした疾患です。

(ここでは主に加齢やコンタクトレンズ等が原因となって後天的に生じる場合を指しています)

 

〇歳を境にいきなり症状が進行するというわけではなく、30代の方でも起こりえます。

見た目にも眠そう・目つきが悪い・どこを見ているか分からない等あまり良い印象がないですよね。

ではご自分の目を鏡でチェックしてみましょう。

 

~カンタンチェック~

※下のチェック科目は眼科専門機関H.Pにも記載がございますので、詳しくご覧になりたい方は検索をしてみてください。

また、最終的な診断は眼科医師がおこなうものですので、セルフチェックとしてご活用ください。

①正常な目

目を最大限に見開いたときに、黒目の上のスペースに白目が見えるのが正常です。

②進行度分類

意識して目を大きく開いたりせず、表情を作らない【真顔】でチェックしてください

 

軽度:上まぶたが黒目にかかるが瞳孔にはかかっていない

中等度:額にシワが寄り眉が上がって、瞳孔の中心より上側一部が隠れてしまう

重度:額にシワが寄り眉が上がり、目の大きさも変わらず、瞳孔が半分以上隠れてしまう。また、瞳孔より下部に上まぶたがある

 

下の写真を例にして上記基準でみると中程度ということになります。

医学的な診断基準では瞳孔の中心から上まぶたまでの距離が3.5~4.0ミリ程度が正常。

3.0~3.5ミリ以下になってきたらやはり眼瞼下垂と診断されるようです。

③こんな症状・現象はありませんか?

■額ジワ・眉が上がる

 

目を大きく開けようとすると、額にシワが寄り眉が上がる。

 

これはまぶたを持ち上げるための筋力が衰え、脂肪や水分、皮膚の重さに耐えられず、

代わりに額(おでこ)の皮膚を引き上げる前頭筋と呼ばれる筋肉を使って目を開けている状態

 

前頭筋は目を開けるという眼瞼挙筋の力には及ばず、緊張が続くと慢性的な頭痛・首こり・肩こりを引き起こします。

この状態が長く続けば、額には濃く深い額ジワが刻まれてしまいます。

また、眉の左右で高さが違う方も、左右で使い方が異なり、目周辺の筋力バランスが偏っている場合があります。

■まぶたがくぼむ・たるむ。まぶたが三重に

 

加齢(特に更年期を過ぎて)により骨が痩せて変形を起こしたり、小さくなるとそこに脂肪や皮膚が落ちてたまり、

たるみが目立ったり、まぶたが何重にも重なるようになります。

アイラインが引きにくくなった、急にまぶたが二重から三重になる等の現象があったら注意しましょう。

 

■眉と目の間が広い・年々広くなっていく

 

下の写真は眉と目の間を加工しわざと広げたものですが、間が狭い方が若々しく見えますよね。

子どもの頃のアルバムを見て、今より眉と目の間が狭かった!!という方もいらっしゃいます。

10~20代の写真を並べて今と比べてみてもいいかもしれません。

 

眉を上げて目を開けることが常態化してしまうと、長い時間をかけて眉と目の間の皮膚が伸びてしまう原因にもなります。

幅に関して正常という基準はありませんが、間に指が3本以上入ってしまう方や、

昔と比べて広くなったという自覚がある方は他の症状と併せて注意深くみてみましょう。

いかがでしたでしょうか。

以上が当てはまる方も、当てはまらない方も目の周辺筋肉を意識的に動かす必要性がある。

ということはご理解いただけたのではないでしょうか。

もちろん目が開きづらくなる・目が小さくなる原因は他の病・ストレスが原因となっている場合もありますので、

異常があれば必ず専門機関にかかり医師の診断に従いましょう。

 

☆お知らせ☆

日本橋三越カルチャーサロン顔ヨガ講座

テーマはズバリ『目のお悩み』です!!

※2021年9月12日(日)14:00~のお申込みはこちらから↓↓↓

https://mitsukoshi.mistore.jp/bunka/culturesalon/list?searchAttribute=%E9%A1%94%E3%83%A8%E3%82%AC

 

目の周辺の筋肉はもちろん、どのように練習を進めたら良いか、繊細な筋肉の取り扱い方、関連する筋肉群のトレーニング等充実の90分です。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。