こんにちは
顔ヨガ講師・ピラティスインストラクターの延村 八重です
ホームページ・ブログをご覧くださりありがとうございます
今回は『顔』と『姿勢』の関係についてお話したいと思います
多くの方は何故か『顔』と『身体』を分けたがります
首から上、首から下
トレーニングにおいてそんな分け方はないはずです
けれど実際は身体のトレーニングはするけど、顔のトレーニングはしない
そんな方が多いのではないでしょうか
なんでですか?
血管も、リンパも、筋膜も途切れることなく
すべて繋がっているのに!!
顔も筋肉なのに!!
身体は筋骨隆々なボディービルダーも、顔だけシワシワ
結構そんな方を多く見かけます
筋肉は40歳を超えると一定量から減り始め、何もしなければ1年に1%ずつ減っていきます
10年後には10%、20年後には20%
筋肉量の維持は若々しさを保つために不可欠です
老化は仕方ありませんが、筋肉は例外
いくつになっても鍛えることができるのが筋肉です
逆に言えば『年齢』を理由に何もしない
諦めることは理由にならないんです
それは『顔』も同じです
では、『姿勢』との関係を見ていきましょう
無関係だと思いますか?答えはNOです
身体は前述の通り、途切れることなく繋がっているんです
人の身体を覆う皮膚の総面積は成人で約1.6㎡
身体を丸ごと覆っている皮膚は最も面積の広い器官で最大の臓器
この皮膚がたるむ原因はなんでしょう
顔の表情筋の衰えだけではなく、表情筋の衰え+身体全体の歪みから生まれるんです
ベッドシーツのたるみを想像してください
たるみはそこから、いきなり前触れもなく生まれる訳ではありません
どこかが歪んで、どこかにシワが集まるんです
猫背の方を想像してみましょう
身体は常に前面、後面の筋肉で支え合っています
いわゆる『猫背』の状態になって背面の筋肉が使われないとどうでしょう
当然背中は丸くなります
丸くなるということは『背中』が伸ばされるので、頭皮も伸ばし、顔は駄々下がり
そして最後は顎のたるみとなって現れます
逆に、反り腰の方は後が詰まり、お腹が抜け背面が強く働くことで首の後に
お肉が溜まる状態になりやすいといえます
日常の癖で身体全体が歪んでいれば前後だけではなく、左右バランスも当然崩れ更に
複雑な歪みが顔に現れます
顔も身体も繋がっている以上、影響を受けることは必至です
私のレッスンではお顔だけではなく、『姿勢』の問題点も指摘しつつ、
『お顔』と『姿勢』を同時に修正、指導いたします
私自身、ピラティスで姿勢を正し、より身体の骨格を整えることで変化が早かったからです
また、顔だけ整えて後から姿勢を正すと、姿勢を正す過程でまた顔が変わってしまうから二度手間です
姿勢も整えつつ、お顔も変えれば一石二鳥♪♪♪
お顔をキレイにしたい方
姿勢をキレイにしたい方
同時にキレイにしましょう!!
こんにちは
ピラティスインストラクターの延村 八重です
ホームページ・ブログをご覧くださりありがとうございます
2/19(水) アルカディア市ヶ谷にて全国自動車用品工業会様 50周年記念式典に登壇させていただきました
顔ヨガセミナーで、東京・仙台で数年前からお世話になっているMBネットワーク会員様から、全国自動車用品工業会様講演のご依頼をいただき、『仕事の効率を上げ、豊かな毎日を送るためのツール〜姿勢と呼吸〜』というテーマでお話をさせていただきました
・ピラティスとヨガの違い
・体幹とは
・『姿勢』を決める要素
・ニュートン『万有引力の法則』と抗重力筋との関係
・背骨と骨盤の構造と役目
・『姿勢』はいつから悪くなる?
・『呼吸』とは
・物質面・精神面からみた『呼吸』
・『呼吸』ができない身体とは
・『呼吸』は運動
・脳への作用
・マインドフルネスの考え方
まず座学から始まり
・座り方
・骨盤を立てるとは(座位のニュートラルポジション)
・呼吸のワーク
・背骨のエクササイズ
・ランジ&スクワット
ワークと運動実技を取り入れた50分
働き盛りの男性は、自分の『健康のあり方』に不安を抱えている方が多いんです
今回も経営者の方がお集まりになるとのことで『健康』に意識を向けていただくキッカケになるよう構成
講演終了後の質疑応答は予め質問を用意していたのですが数名の方が挙手
真剣に、ご自分のお身体に抱えている問題や、発言をしてくださり、懇親会でも最後まで途切れることなく質問は続きました
〜いただいたお悩み〜
◆頸椎ヘルニアや腰椎ヘルニアを抱え、医師からは具体的な回答を得られず、自己流のトレーニングを繰り返し、再び身体を壊すことの繰り返しです・・・
◆学生時代の怪我が原因でうまく身体を動かせない
◆痩せたいが、仕事の帰りにジムに寄ると帰宅して家で夕食をとれなくなる、運動と食事、どうバランスをとったらいいのか分からない
◆なかなかジムにも通えないし続かない、毎日続けられる運動を教えてください
経営者の方はお金があっても、時間がありません
すごく単純なことなのに、入り口の部分を行ったり来たりして、時間が過ぎてしまっている
そんな印象を受けました
だから、不必要な時間を省き、今の自分に必要な選択をすればいい、とお答えしました
今までの常識を大きく覆し、全く新しい考え方を取り入れ、思考の癖を取り除くこと
近道だと思っていた道は遠回りかもしれない
一見、自分には必要と思われない小さな動きが、自分を大きく変えてくれることもある
必要なのは行動を起こすためのキッカケなんですよね
そんな自分を見つめ直すツールとなってくれるのは『呼吸』です
『呼吸』という運動は物理的に言えば酸素と二酸化炭素のガス交換をいいます
『吸う』『吐く』の2種類しかない運動ですが、呼吸は身体の内側にある呼吸筋群を鍛え、内臓を刺激
精神面では『吸う』ことでエネルギーや必要なものを取り入れ
『吐く』ことで不要なものや感情を手放すという『生き方』に通じるツールになり得ます
また、身体の動く部分(可動性が必要)と、動かない(安定が必要)部分を知ることで身体の負担や怪我を軽減することができます
そして
・なぜ動くようにできているか
・なぜ動かないようにできているか
『なぜ』を知ると身体が面白くなってきます
私がセミナーで大切にしているのは『なぜ』を学ぶこと
物理的な話も多いので好きな人は好きかもしれません(笑)
皆さんは自分の身体のオーナーです
それを理解し、自覚できれば変わらなかったことも変えることができます
全国自動車工業会理事長 菱田様、ご依頼をくださいましたマルエヌ株式会社会長 野口様
やりとりを含め、たくさんの写真を撮ってくださった事務局の貴堂様
そしてご参加いただいた皆様
ありがとうございました
皆様の少しでも豊かな人生を過ごすためのキッカケになれたのなら幸いです
こんにちは
ピラティスインストラクターの延村 八重です
ホームページ・ブログをご覧くださり、ありがとうございます
現代人は1日のうち60%を座って過ごすといわれています
WHO(世界保健機関)
2011年『座って動かない生活は肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発し年間200万人の死因となっている』と発表
今回は『座り続けるリスク』について
下のグラフをご覧ください
日本人男性の1日の座位時間と総死亡率の関連、平日座っている時間の国際比較を表したグラフです
引用:https://style.nikkei.com/article/DGXKZO11574300S7A110C1NZBP01/k
https://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201710240000/
日本人は世界の先進国の中でも第1位となっており、世界平均より2時間も長く座っているという調査結果(※豪シドニー大学のBauman氏らが世界20ヶ国の成人を対象として実施した調査)や座っている時間が長い人ほど寿命が短くなるというレポートが国内外で報告があがっており、生活習慣との関連が確認されているそうです
デスクワークの多い職場では同じ姿勢で何時間も過ごし、ランチやトイレで立ち上がって歩き、また終業まで座りっぱなし
そういう方は非常に多いと思います
女性を対象にした研究では1日に6時間座る生活を続けた場合、1年後、骨量が1%失われることが分かっています
ここで大切なのは、加齢とともに骨を作る能力は低下し、骨量を増やすのはとても大変だということ
一般的に女性は50歳くらいから骨量が低下を始めるといわれますが、これは更年期に入り、女性ホルモンであるエストロゲンの低下が関連
なので、ここまでの骨量維持がとても重要となります
たとえ座りっぱなしの状態が長く続く環境下にあっても、運動や食生活などの生活習慣に気をつけながら過ごした方と、何も対策をせず過ごした方では50歳代に入ってからの骨量に大きな差ができます
改めて、女性の骨粗鬆症については今後書きたいと思います
では、座り続ける生活が引き起こすリスクには他にどんなものがあるでしょう
①心疾患
②糖尿病
③うつ病
座位姿勢は膝が曲がり、腰が丸まりやすくなり、腿の裏側が潰れた状態となり下半身が窮屈になります
身体のなかで最も大きい腿の筋肉、大腿四頭筋が働かないと代謝が大幅に落ち、下半身の筋肉が動かないことで血液を心臓に戻すという大切な役割も果たされなくなります
脚の血流が悪くなると血液循環のリズムは乱れ、血管が詰まりやすくなり高血圧や動脈硬化へと進んでしまいます
更に、姿勢維持筋(抗重力筋)である大腿四頭筋・ハムストリング・臀筋・腹筋群・背筋群らは身体に占める割合が多いため、数年単位でそういった生活を続けて足腰が衰えてしまうと、いずれはロコモティブシンドローム(運動器症候群)へと移行
脳への影響も避けられず認知能力低下の危険性も増すといった悪循環が生まれます
職場では・・・
◆小休止は立って過ごす
◆ランチには外出して歩いてランチに行く
◆かかとの上げ下げ運動をおこなって、ふくらはぎを使う
◆なるべく階段を使う
◆座りながら、こまめに骨盤を立て腹筋・背筋を使って座る姿勢を継続してみる
◆丸まりがちな背中を伸ばし、深呼吸をする
◆その場で立つ・座るを繰り返し下半身の関節を動かす
◆窮屈な靴から楽な靴に履き替え、足指も動かす
自宅では・・・
◆階段を使って踏み台昇降
◆少し遠いスーパーに歩いたり、遠回りをする
◆TVを見ながら、家事をしながら。『〜ながら』で、関節や筋肉をよく動かす
◆家の中でも毎日1時間立って歩く習慣をつける
◆ジムに通ったり、全身をまんべんなく動かす習い事を始める
軽いジョギングやテニスなどの中程度の運動が1日60〜75分程度が本来は必要とされ、週末の適度な運動だけでは補えないといわれています
忙しい私たちは慢性的な運動不足から抜け出し、できるだけ効率良く、自分のライフスタイルに合った運動を必要なだけ継続することがテーマ
是非、目の前のことだけではなく、10年後の自分を見据え毎日の過ごし方を選択していただけたらと思います。