舌位〜口呼吸を防ぐ〜
こんにちは
顔ヨガ講師・ピラティスインストラクターの延村 八重です
ホームページ・ブログをご覧くださりありがとうございます
顔ヨガパーツの中でもよく使われるのが『舌』です
『舌』は『舌筋』と呼ばれる筋肉ってご存知ですか?
(※舌筋は舌の運動に関わる筋肉群の総称)
身体の中から飛び出してくる筋肉なんて他にないですから、舌は特殊ですよね
一時期『舌回し運動』が流行りましたが、あれはいわゆる舌の筋トレです
顔ヨガでも舌回しに似たポーズがあったり、舌を使うポーズがあります
では舌の役割をみてみましょう
●味覚→食欲刺激・危険回避・消化液分泌
●咀嚼・嚥下→食べ物を口に取り込み、飲み込むまでの一連の流れ
●発音→会話・伝達・危険を知らせる・滑舌・表情を作る
どれも生きる為に大事な働きです
これらに障害が起こったら私たちの生活は一変します
下の図は舌をあらわしたイラストですが、根元の部分は見えておらず重さは200グラム!!もあるそうです!!
私はステーキが大好きでよく食べに行きますが、150グラムのお肉を食べるので、舌は更に重いわけです
そう考えると急に舌が不気味に思えますが(笑)
画像引用 整体 MIKUNI様:http://www.seitai-mikuni.com/shitanoseitai.html
突然ですが、皆さんの舌の位置はどこにありますか?
①上の歯の裏側にくっついている
②下の歯の裏側にくっついている
③下顎に近い
④上顎に近い
前述の通り舌は筋肉なので、使わなければ衰えます
舌の筋力が衰えてくると舌の位置は落ちてしまいます
下の図をご覧ください
赤色の場所に舌があれば理想的です
舌の広い部分が、上顎にベターッとついている状態
黄色と青色の方は舌の位置が落ちてきている証拠
赤の位置に置こうとすると『こんなに上なの!?』と驚かれるかもしれません
実験してみましょう
赤の、上顎に舌をベターッとつけて口から呼吸してみようとしてください
できないですよね!?
舌の位置が落ちた状態で口を開けば、粘膜だけの口腔内に一気に空気が流れ込んできます
私たちは普通に生活をしていれば、人と会話し常に『口呼吸』です
接客業の方は口呼吸リスクが高いんです
デスクワークの方は違った方面からリスクが高まります
姿勢が悪くなって猫背(前方頭位)になると、下顎が後退し口が開きやすく
口を閉じておく為の別の筋肉が必要になったり、噛み合わせが悪くなったりして口腔環境はますます悪くなり
負のスパイラルが始まります
〜口呼吸による弊害〜
●舌の機能不全
●不正咬合(歯並び)
●虫歯・歯周病
●免疫力が落ち風邪・アレルギーになりやすい
●イビキ・睡眠時無呼吸症候群
(下顎が小さく後方に位置していることで、舌も後方へ下がっていくと気道が狭くなり引き起こされる)
●上の状態の方が顎を引く姿勢をとると、気道が狭くなり苦しいため、前屈みになって気道を確保しようとすると余計に姿勢が悪くなる
●上向きに寝ることができないため、横向きやうつ伏せ寝で出るようになる
そしてお顔と身体の老化を促進します
これだけ聞くともうお腹いっぱいになりますね
今日から舌の位置をUP!!
『スポット』と呼ばれる、上の前歯の裏側から喉側に7ミリ〜1センチ以内のところの盛り上がった箇所に舌先をおいて、舌の広い部分はベターッとつけておくようにしましょう
食事中、ものを飲み込む際にも、歯を押しながら飲み込んでいたら要注意です
スポットに舌をおいて飲み込む意識をもつとよいでしょう
〜口呼吸チェック〜
●朝起きた時に口の中が乾燥している
●夜中に口が乾燥してせき込む
●ランニングが趣味・激しいスポーツをして口で呼吸している
●年々歯並びが悪くなっている(特に前歯突出、不正咬合)
●喫煙の習慣が長い
●食事中、くちゃくちゃ音を立ててしまう
●イビキ・歯ぎしり
●口を閉じようとすると口周りにシワができたり、アゴにウメボシができる
ひとつでも当てはまる方は、今日から舌位を意識
顔ヨガでは筋肉である舌筋を使うポーズもあります
左から『三角の舌』『あっかんべー』『こめかみリフト』
顔ヨガを始めたばかりの方の中には、『舌がうまく出せない』という方が多くいらっしゃいます
舌を色々な方向に出して使っていくことが重要です
そうすることで筋肉である舌は鍛えられ本来の機能を取り戻します
是非、『美容』と『健康』の両方を手に入れながら、顔ヨガを毎日の健康習慣として取り入れてみてください
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